小笠原諸島の父島へ
日本本土からはるか遠くに位置する小笠原諸島、その中で中心部にあたる父島にこの度お邪魔した
その本土からの距離は遠いいなんてもんじゃない
フェリーでなんと約24時間!すごい!
しかし、すごいのはそこだけじゃない!
充実した観光施設と人々の暮らしとこれ以上ないぐらいの大自然が共存しているのだ!
父島には原付バイクの貸出サービスがあるが、そこをあえて歩いて行くことにした。
ここには歩いて得た戦利品とも言える写真をアップしていく。
小笠原諸島とは
小笠原諸島は、1593年戦国時代に小笠原貞頼によって見つけられた島々とされている。
こんだけ東京から離れていても所属は東京都。理由は、島の統治にはお金がかかるため他の県ではなく東京都が請け負ったという説がある。
フェリーは東京都の竹芝浅橋というところから出る。料金は下に示す。
5万円前後で往復出来ると言ったところだろうか。学生だと学割がきいてお得。
実際におがさわら丸には学生と思わしき人たちがたくさん乗っていた。
また、NLクーポンというクーポンをもらえる。
これは、指定の場所でお得になるクーポンであり、おがさわら丸ではドリンク一杯を100円引きに出来たり、お土産屋さんや飲食店でお得なことをしてもらえるクーポンだ。
使えるものは使っておこう!
圧倒的な大自然
小笠原諸島は圧倒的な大自然に囲まれている。
海岸
美しい海岸から紹介しよう。
王道にして最高の海岸、大村海岸
アクセスも非常に良い
少し潜れば小魚の群れ、大きな魚を確認できる位に透き通っている
生態系も豊富だ!
ちょっと歩けばオカヤドカリ、オオヒキガエルなんかにも会える。そしてでかい!
ワンピースのアッパーヤードとでも表現すれば伝わる人には伝わるだろう
次に製氷海岸だ
ここは夕方の雰囲気がいい!
どういう状況かは知らないが、テレワークをしてる人を見かけた。かっけぇ!
近くに小笠原海洋センターというところがある。
小笠原の生物の保全を目的とする施設のようだ。
アオウミガメの養殖が行われており、無料で彼らに会うことが出来る。
人が近づくと寄ってくる。思わず餌をあげたくなるかわいさだ。
アオウミガメは絶滅危惧種に指定されているため見るのはとても貴重だ。
次はコペペ海岸だ。響がいい!
コペペとは人名から来ているらしい。
他の海岸と比べてより自然に囲まれた地形となっておりオカヤドカリの群生地でもあるらしい。
アクセスはスクーターがいいだろう。正直歩きではここに着くまでにヘロヘロになった。
夕方のコペペには誰もいなかったが、逆に言えば夕方にかけては独占出来る海岸であるともいえる
最後に小港海岸。
ここは夜が最高だ!
小港海岸の天体観測のツアーがあるくらいに星が綺麗だ!
どうやらここは開けた場所且つ明かりがないということから小笠原の中でもひときわ星が見えるらしい。
恐らく本土での生活ではまず見ることは出来ないだろう。
一眼カメラでF値3.5、シャッタースピード15秒、ISO感度3500、ホワイトバランス3000紫寄りにし、その美しさをかめた納めようとしたが、肉眼の方が美しいとここで断言しておく。
父島には他にも、ビーチや海岸がこれでもかと言った具合にある
これから父島に行く方は是非海岸マスターを目指してもらいたい。
展望台
父島には展望台がたくさんある。
大自然のなかに展望台をつくるだけありどこも幻想的な風景を堪能できる。
メイン展望台
程よく歩いてきれいな形式を堪能できる最もコスパのいい展望台だと思う。
やはりメインとつくだけのことはある。
パノラマ展望台
ここは道中の雰囲気が好きだ。
ウェザーステーション
気象観測をするウェザーステーション、近くに見晴らしの良い場所がある。
見えるのは一面の海!
時期がいいとクジラのブローも見えるとか
夕焼けの時はグリーンフラッシュという幻想的な景色が見えるらしい。
自然のイベントの宝庫ともいえる。
三日月山展望台
ウェザーステーションの更に置くに位置する展望台。
せっかくウェザーステーションに来たならここまで来ないともったいない。
そんな素晴らしい展望台だ。個人的に一番感動した所でもある。
中央山展望台
小笠原一高い山。この山に登れば小笠原を一通り見たと言っても過言ではないだろう。
実際に旧陸軍はここを物見台としていた。
頂上付近まで車で行くことが出来る。歩きでは標高の割に道が長いので水を持っていくことをおすすめする。歩きも当然美しい自然を堪能できる上達成感があるのでやってみる価値はある。
道中に子ヤギがいた。
一応小笠原の山には危険生物は存在しないらしいが。
「子供のヤギがいる→親のヤギがいる→攻撃されるかも」
という思考は持ち合わせていた。心配には及ばなかったが。
子ヤギの方も警戒しており、お互い向き合ったまま数分経ち、お互い速足ですれ違った。
今考えたら子ヤギを拝めたのは相当ラッキーだったのかもしれない。
展望台に関しても海岸同様これでもかといった具合にある。
それほど父島の見るところがあるということだ。
いろいろな展望台を見て、自分はどの展望が好きか決めるのも楽しみの一つなのかもしれない。
建物
父島にある建物の見どころの一つだ。
下の写真を見てほしい。これらの建物には共通点がある。
それは屋根が平らになっていることだ。
中学校くらいの地理の授業で沖縄の建物は台風対策で屋根が平らになっているという内容を習ったが、どうやら小笠原も同様らしい。
次にトーチカだ。
第2次世界大戦で小笠原諸島と硫黄列島は本土を守るうえで重要な拠点であった。
それ故に父島にも戦いの跡がある。
ボロボロになった要塞や、錆びた大砲、慰霊碑などなど…
中でもトーチカはいたるところにある。
平和になった現代の日本において考えることは少なくなったが、日本がかつて戦争をしていたことを物語っている。
歴史を改めて学びたいと思うきっかけになった。
研究施設もある。
理工系として見逃すわけにはいかない。
下のおっきいパラボラアンテナはVERAと呼ばれる望遠鏡だ。
父島以外にも岩手県水沢市、鹿児島県薩摩川内市、沖縄県石垣島市と計4つある。
この4つがあることにより、超巨大望遠鏡と同等になるようだ。
銀河系のマッピングを行っているらしく運がいいと動くところを見ることが出来る。
更によるにはライトアップされる。夜間ツアーにも訪れるスポットだとか。
続いてJAXAの研究施設宇宙航空開発機構。
ここは中に入ることはできない。
人工衛星やロケットの軌道を観測するのに世界に何カ所か施設を設けている用で、日本では父島のこの施設が請け負っている用だ。
遠くから見た感じ望遠鏡やパラボラアンテナが複数個ありそうだ。
ポケふた
全国各地に散らばるポケふた
それが小笠原にもある。
描かれているポケモンはカントー地方の御三家の最終進化とミュウだ。
忘れかけていたが小笠原諸島は関東地方!筋が通っている。
これらのポケモンが描かれているポケふたは世界で一枚ずつしかない。
これは見に行くしかない!
帰りの船
「一週間帰れないってことは一週間休めるってことです」
というポスターの通り一週間は滞在することになる。もちろん愛着もわく。
それ故に帰りの船での見送りはこみ上げるものがある。
これはぜひ味わってもらいたい。
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